平成22年度 仙台市泉区社会福祉協議会事業報告書
事業総括
平成22年度本会事業計画に基づき、地域発信型で手作り感のある「誰もが安全で安心した暮らしができる地域社会」の一層の充実を目指し総合的に各種福祉事業を展開して、地域福祉活動推進のための活動拠点設置(2か所)や新たな地区社協設立などの成果をあげることができた。また、一人ひとりの職員が「泉ぬくもりの里」に立地する泉区社協ならではの一体感のある業務を工夫し、地域住民をはじめ、泉区役所保健福祉センターなどの関係諸機関やボランティア・NPOなどの関係諸団体、泉区中央市民センターなどの関係諸施設と連携・交流・共感し地域福祉ネットワークの強化を図ることができた。
その他にも、育児放棄や老々介護、高齢者の孤独死など事件・事故が多発し既存の福祉制度では補うことができない複雑な社会問題が潜在する中で、地域住民相互の自助・共助活動を促してきた成果として、泉消防署と連携した「あんしんカード」のリニューアルや大震災発災の災害時支援体制として「住民主体型の泉区災害ボランティアセンター」の設置・運営をあげることができる。
- ○会員会費制の加入促進
- 普通会員・特別賛助会員・法人会員を合わせて17,954,890円の協力を得たが、前年度に比較して約76,000円の減額となった。共同募金の配分金も年々減少する状況であり、自動販売機の売り上げは貴重な収入源である。基本は日常的な社協活動による加入促進であり、地区社協との具体的な協働による信頼関係の強化が重要である。地域における自助・共助活動(安否確認、生活支援、サロン活動など)や企業の社会貢献活動などをタイムリーに情報提供しながら、今後も社協会員会費制の加入促進に努める。
- ○「福祉事業振興資金」の効果的運用
- 昨年度は「必要な単位町内会への災害救援機器の配備」を実施した。本年度はさらに、福祉事業振興資金を活用し東日本大地震・大津波の発災に応じ災害支援資金から「必要な単位町内会への助成金支援」「宮城野区社協と若林区社協への義援金支援」を実施した。(事務的な単位町内会口座への入金は新年度となる)
昨年度は先駆的福祉事業に対する助成を募集した。本年度はさらに、福祉事業振興資金を活用した福祉事業振興助成金事業として、これまでの助成事業を一本化し地区社協と連携するボランティアやNPOなどに対象を広げ「先駆的福祉事業に対する助成」を募集した。その中に、後継者不足などを解消する一助になるように十年以上継続する福祉団体に対する「継続的福祉事業に対する助成」を加えて募集した。 - ○地区社協未設置地区の設置支援、及び「活動拠点」の設置促進
- 地区社協の立ち上げに向けた動きを見せる未設置地区がある中、泉区内では28番目となる「明石南地区・社会福祉協議会」が新たに設置された。今後も地区社協未設置地区への働きかけを工夫しながら支援に努める。また、本年度重点目標でもある「活動拠点モデル事業」では、「松陵地区社会福祉協議会」「泉中央地区社会福祉協議会」の二つの地区が、それぞれの地区の福祉課題を解決する具体策や将来を見据えた社協活動の促進などを地域住民で活発に議論した上で活動拠点の設置を実現した。
- ○いずみ活なサロン軽運動普及事業の展開
- 泉区から発信して仙台市全体に広がった事業であり5年目となった。メニュー作成検討会・リーダー研修会・フォローアップ研修会・リーダー情報交換会などの流れで、計画的・継続的に取り組んできたことが功を奏して予想以上の効果を上げている。仙台市社協の事業としては3年目(最終年度)で新年度から規模を縮小して実施される予定、本会としては通算6年目の成果として何らかの形になるように努める。
- ○社協が実施する各種資金の貸付
- 依然として厳しい経済不況や雇用不安、加えて3月11日の東日本大地震・大津波の発災により、生活困窮者への雇用改善や生活支援が社会的な大問題であった。社協の実施する貸付制度の利用が生活支援対策の一つとなった昨年度以上に、本年度も多くの問い合わせや貸付相談での来所者があった。相談内容に応じたケース対応に迫られる日々であった。この深刻な状況が続くことが予想される。
事業実施状況
1 組織の管理運営
- 理事会(3回)
- 第1回 平成22年4月1日
会長及び副会長の互選に関する件、常務理事の指名に関する件、会長職務代理者の指名に関する件、欠員に伴う評議員の選任に同意を求める件(2名選任:柳沼幸男、千葉貴和子) - 第2回 平成22年5月24日
平成21年度収支補正予算に関する件、平成21年度事業報告に関する件、平成21年度収支決算に関する件、監査報告、経理規定の一部改正に関する件 - 第3回 平成23年3月16日に予定していたが、東日本大震災のため書面決議とした
平成23年度事業計画に関する件、平成23年度収支予算に関する件、欠員に伴う評議員の選任に同意を求める件(2名選任 戸次尚生、松本淑子)
- 第1回 平成22年4月1日
- 評議員会(2回)
- 第1回 平成22年5月24日
平成21年度収支補正予算に関する件、平成21年度事業報告に関する件、平成21年度収支決算に関する件、監査報告、経理規定の一部改正に関する件 - 第2回 平成23年3月16日に予定していたが、東日本大震災のため書面決議とした
平成23年度事業計画に関する件、平成23年度収支予算に関する件、欠員に伴う理事・監事の選任に同意を求める件(2名選任:鷲尾広也、髙橋弘郎)
- 第1回 平成22年5月24日
- 監事会(1回)
- 平成22年5月13日
平成21年度第2次補正予算について、平成21年度事業報告及び収支決算について
- 平成22年5月13日
- 正副会長会議(毎月1回)
事業の検討・進捗状況把握及び日程調整等を行う - 福祉委員会
平成22年7月21日 イズミティ21
社協普通会員加入促進、赤い羽根共同募金運動の推進
2 財源の基盤の強化及び資金の運用
- 会員会費制の促進
普通会員 16,851,390円 (203町内会16,730,390円、14施設18,000円、
27団体103,000円)特別賛助会員 388,500円 (321会員) 法人会員 715,000円 (64会員) - 寄付金 1,366,515円
- 自動販売機の収益促進
- 福祉事業振興基金の運用
杜の都の地域支え合い基金 5,000,000円 地域福祉推進のための活動拠点モデル事業 250,000円 福祉事業振興助成金の交付 535,000円 - 福祉事業振興基金運用委員会
第1回 平成22年4月28日 平成22年度募集福祉事業振興助成金の審査について 第2回 平成22年9月16日 平成23年度分福祉事業振興助成金の募集について 第3回 平成23年1月26日 平成23年度分福祉事業振興助成金の審査について 第4回 平成23年3月9日 資金の運用について 第5回 平成23年3月19日 災害対策支援事業の災害支援金の緊急活用について
3 広報事業
- 社協だより発行 4回 7、10、12、3月(全世帯配布1回82,000部)
- ホームページによる情報提供
4 地区社協の支援と小地域福祉ネットワーク活動の推進
- 地区社協会長会議(2回)
- 第1回 平成22年4月19日
- 平成22年度事業計画について、地区社協活動拠点整備モデル事業について、社協会費募集について、会計処理への配慮について他
- 第2回 平成22年11月11日
- 平成22年度上半期事業実施状況について、情報交換他
- 地区社協未設置地区の設置促進
泉区内で28番目の地区社協設立 明石南地区社協の設立(平成22年10月1日) - 地区社協運営助成金の交付
28地区 地区社協1,492,820円交付 - 地区福祉活動奨励助成金の交付
16地区社協 114単位町内会8,395,196円交付 - 小地域福祉ネットワーク活動の推進及び助成金交付
基礎的活動助成金 28地区4,840,000円交付
生活支援活動助成金27地区5,089,500円交付 - いずみ活(いき)なサロン軽運動普及事業
- リーダー研修会(2回)
平成22年8月9日、8月23日 - フォローアップ研修会(1回)
平成22年11月29日
- リーダー研修会(2回)
5 住民の福祉意識の高揚と福祉活動団体への支援
- 出前講座(17回)
テーマ:地域福祉活動、地区社協活動、ボランティア活動、地域福祉権利擁護、貸付制度 等 - 福祉団体事業助成 8件298,000円
- 福祉団体交流室及び文書保存用ロッカーの貸し出し
6 ボランティアセンター事業
- 相談、情報提供等
要請27件、希望47件、活動3件、学習1件、活動相談その他48件
保険加入相談204件、施設利用254件、広報活動チラシポスター113件 - 情報紙発行 7、10、12、3月の4回(全世帯配付1回82,000部)
- 講座、研修等
- ボランティアアドバイザー定例会 毎月1回
- ボランティアアドバイザー研修交流会 平成22年7月26日 31名参加
- ボランティアステップアップ講座
- 第1回 平成22年7月9日 (虹の丘地区)
内容 「災害ボランティアセンターと地区社協の連携について」 講師 市社協 地域福祉アドバイザー 古橋信彦氏 - 第2回 平成22年10月28日(ボランティア活動者・市民センターおよび児童館職員等)
内容 「モンゴルの子どもたちのためのボランティア」、
「子どもたち自身の伸びる力を大切に ~「あそびの学校」における遊び体験」講師 バヤラト氏、サローラ氏、杜の家造形教育研究会世話人 二見英成氏
- 第1回 平成22年7月9日 (虹の丘地区)
- 福祉教育推進事業
- 福祉教育・ボランティ学習推進連絡会 平成22年12月1日
内容 「南中山地区における活動」、「地域と連携した防災教育」、
「夏のボランティア体験会」の各実践発表発表者 NPOみやぎ夢燈花会長 石川健氏、
仙台市立南光台中学校教諭 小宮弘夫氏、
仙台市ボランティアセンタ―副所長 早川 敏氏 - 親子ボランティア体験会(仙台市ボランティアセンター共催) 平成23年2月3日
内容 「バリアフリー」について考えよう 講師 ふらっと泉ピアカウンセラー 岩本淨氏
寺岡小学校4年生児童・保護者 112名参加
- 福祉教育・ボランティ学習推進連絡会 平成22年12月1日
- ボランティアセンター管理事業
ボランティア施策に関する懇談会 平成23年10月28日 24名参加 - キャップハンディ体験学習指導者派遣関係
- インストラクターの派遣
33回(小学校25回、中学校4回、地区社協等4回)体験者数延べ2588人 - キャップハンディインストラクター連絡会 2回
- インストラクターの派遣
- 福祉機器の貸出(件)
- 印刷機230、車椅子41、白杖31、アイマスク31、ビデオプロジェクター2、スクリーン59
- 災害ボランティアセンターの体制整備
- 泉区総合防災訓練の実施 平成22年6月12日
- 災害ボランティアセンター設置訓練の実施
平成22年12月13日 仙台市泉文化創造センター(イズミティ21) 87名参加 - 泉区災害ボランティアセンターの設置
平成23年3月11日に発生した東日本大震災により、七北田体育館に開設(3月27日~4月24日)。延べ2,966人のボランティアが登録、574件の依頼を受けつけた。
7 相談支援活動
- 日常生活自立支援事業(まもりーぶ)
- 平成22年4月1日現在利用者
27名(精神9名、知的7名、認知症7名、精神・知的1名、身体・知的1名、身体1名、身体・精神1名) - 平成22年度内 契約解約3名 死亡1名 移管(転入)3名
- 平成23年3月末日現在利用者(年度当初と比較して3名増)
30名(精神10名、知的8名、認知症8名、精神・知的1名、身体・知的1名、身体1名、身体・精神1名)
- 平成22年4月1日現在利用者
- 障害者地域生活支援事業(ふらっと泉)
- 相談業務
- 利用者数 206名
【障害別内訳】
身体障害(者)86名・(児)3名、重症心身障害(者)3名、知的障害(者)85名・(児)14名、精神障害(者)25名・(児)1名、発達障害(者)2名、高次脳機能障害(者)4名、難病(者)3名、その他(者)4名・(児)1名 - 支援方法 延件数 5,909件
【内訳】
訪問532件、来所相談438件、同行120件、電話相談1,581件、電子メール396件、個別支援会議112件、関係機関2,682件、その他48件 - 支援内容 延件数 7,118件(ピアカウンセラー102件)
【内訳】
福祉サービスの利用3,055件(ピアカウンセラー12件)、障害や症状の理解35件(ピアカウンセラー1件)、健康・医療934件(ピアカウンセラー4件)、不安の解消・情緒安定233件(ピアカウンセラー4件)、保育・教育27件、家族関係・人間関係185件(ピアカウンセラー2件)、家計・経済305件(ピアカウンセラー1件)、生活技術435件(ピアカウンセラー9件)、就労393件(ピアカウンセラー3件)、社会参加・余暇活動638件(ピアカウンセラー24件)、権利擁護7件、その他871件(ピアカウンセラー42件)
- 利用者数 206名
- 講座、研修、会議
- 地域生活支援講座 3回(知的・肢体1回、聴覚1回、視覚1回)
- 自立生活支援プログラム 1回
- サロン活動(ふらっとサロン) 11回
- 障害者生活支援事業連絡会 4回
- 泉区ネットワーク会議 20回(定例会9回、事務局会6回、よめごと会議5回)
- 5区ネットワーク会議 4回(5区ファシリテーター会議4回)
- ふらっと青葉・泉合同連絡会 10回
- ピアカウンセラー交流研修会 3回
- 機関誌「ふらっと日和」発行 3回
- 各種資金の貸付
区分 貸付金額 件数 償還額 償還管理件数
(平成23年3月末現在)生活福祉資金 16,375,139 48 (県社協管理) 172 臨時特例つなぎ 500,000 5 (県社協管理) 7 社会福祉資金 150,000 1 556,000 93 入学準備金 0 0 190,000 13 高額療養費 7,270,000 53 国民健康保険から全額償還 出産費 0 0 灯油購入費貸付 ─ ─ 15,000 7
- 相談業務
8 罹災世帯への援助
- 火災見舞金の支給3件50,000円
9 福祉団体の事務受託
- 仙台市共同募金委員会泉区募金会
- 日赤仙台市地区本部泉区地区
- 泉区民生委員児童委員協議会
10 その他
- 泉地区遺族会事業への協力
- 社会福祉援助技術現場実習生の受け入れ2大学2名
- 一般会計・収益事業特別会計資金収支決算総括表
- 資金収支決算書
- 事業活動収支計算書
- 貸借対照表 (PDF 115KB)
- 財産目録
